摂食障害の経験がある女性へ――「食べること」と上手につきあうために

「もう吐いていないから大丈夫」
「体重も戻ったし、以前ほどひどくない」
そう感じていても、疲れやすさや冷え、便秘、不眠などの不調に悩まされている方は少なくありません。
摂食障害は単に体重や食事量の問題ではなく、「食べること」や「自分の身体」に対する考え方や感じ方が深く関わるものです。
今回は、摂食障害と身体の不調の関係についてお話しします。
摂食障害とは?
摂食障害とは、食事の量や食べ方に問題が生じ、それによって心身にさまざまな影響が現れる状態を指します。
代表的な症状には、
- 食事を極端に制限する
- 食べることが怖い
- 過食を繰り返してしまう
- 自ら嘔吐する
- 下剤や利尿剤を過剰に使用する
- 過度な運動を続ける
などがあります。
また、
- 強い痩せ願望
- 体重増加への恐怖
- 自己肯定感の低下
- 不安や抑うつ
- 疲労感や冷え
- 月経不順
- 睡眠障害
といった症状を伴うことも少なくありません。
「治ったつもり」でも続いている身体のサイン
摂食障害の症状が落ち着いた後でも、
- いつも疲れている
- 朝からだるい
- よく眠れない
- 首や肩、腰が痛い
- 便秘が続く
- お腹が張る
- 冷えが強い
このような不調が残っていることがあります。
その背景には、
「太りたくない」
「できるだけ低カロリーで済ませたい」
「ご飯は控えたほうが安心」
という考え方が、無意識のうちに続いているケースも少なくありません。
糖質制限の落とし穴
最近は健康やダイエットのために糖質制限を取り入れる方も増えています。
しかし、
- ご飯を減らす
- 野菜中心の食事にする
- プロテインを多く摂る
といった食生活を続けていると、
- 疲れやすい
- 集中力が続かない
- 冷えやすい
- 便秘になる
- 甘いものが無性に欲しくなる
という状態になりやすくなります。
身体にとって糖質は重要なエネルギー源です。
不足が続くと、脳や身体は危機を感じ、強い糖質欲求を生み出します。
その結果、
「我慢していたのにお菓子を止められない」
「気づいたら一気に食べてしまった」
という状態に陥ることもあります。
筋肉を守るためにもご飯は必要
糖質を極端に減らしたとき、身体は脂肪だけでなく筋肉も分解してエネルギーを作ります。
つまり、
- 筋肉量が減る
- 基礎代謝が落ちる
- 冷えやすくなる
- 疲れやすくなる
- 痩せにくい身体になる
という悪循環が起こりやすくなります。
筋肉を維持しながら健康的に身体を整えるためには、
- 適度な運動
- 十分なタンパク質
- 適量のご飯や炭水化物
このバランスが大切です。
ご飯を食べることは、決して太る原因ではありません。
むしろ元気に活動し、代謝を維持するために必要な栄養なのです。
更年期以降の女性と「適度な脂肪」の大切さ
40代後半から50代にかけて、女性ホルモンの分泌は徐々に減少していきます。
その時期の身体を支えるのが、副腎や脂肪細胞の働きです。
脂肪細胞は女性ホルモンの材料づくりにも関わっています。
極端に痩せすぎてしまうと、
- ホルモンバランスの乱れ
- 疲労感
- 冷え
- 肌のハリ低下
- 老化の加速
につながる可能性があります。
健康的な美しさのためには、「痩せること」だけを目標にしない視点も大切です。
自分の食欲を信じてみる
長い間食事を制限していると、
「本当は何が食べたいのか分からない」
という状態になることがあります。
食欲は生命を守るための大切な本能です。
まずは身体が必要としている栄養をきちんと受け取れる状態を目指しましょう。
美しく健康でいるために
当院では、美容鍼・鍼灸・整体を通して、
- 自律神経のバランスを整える
- 胃腸の働きをサポートする
- 身体の歪みを整える
- 慢性的な疲労や冷えを改善する
といったサポートを行っています。
大切なのは、無理な我慢を続けることではありません。
まずは「美味しく食べられる身体」を取り戻すこと。
そこから本当の健康と美しさが始まります。
身体を整えながら、心も少しずつ軽くしていきましょう。
