生理前になるとイライラ・眠気・むくみ…それ、PMS(月経前症候群)かもしれません

「生理前になると、なぜかイライラする」
「甘いものが無性に食べたくなる」
「眠いのに、夜はなかなか眠れない」
「生理前になると、身体が重くて何もしたくない」
「頭痛や腰痛、むくみまで出てくる」
このような不調を、毎月繰り返していませんか?
もしかすると、それは**PMS(月経前症候群)**かもしれません。
PMSは、生理前に起こる心と身体のさまざまな不調のこと。
今回は、なぜ生理前になると不調が出やすいのか、そして日常生活でできる対策や鍼灸によるケアについてお話しします。
PMS(月経前症候群)とは?
PMSとは、月経前に起こる心身の不調のことです。
一般的には、生理が始まる前の1〜2週間ほどに症状が現れ、生理が始まると軽くなっていくのが特徴です。
ちょうど排卵後から生理までの時期にあたります。
この時期は、女性ホルモンの変動が大きくなるため、心と身体が揺らぎやすくなります。
女性ホルモンは身体にどんな働きをしている?
女性の身体は、主に2つの女性ホルモンの影響を受けています。
エストロゲン(卵胞ホルモン)
エストロゲンは、女性らしい身体づくりや健康維持に関わるホルモンです。
・子宮内膜を厚くする
・自律神経の働きを支える
・肌や髪の健康を保つ
・骨を丈夫に保つ
・女性らしい身体の形成に関わる
など、女性の身体に幅広く作用しています。
プロゲステロン(黄体ホルモン)
プロゲステロンは、妊娠を維持するために重要なホルモンです。
・子宮内膜を維持する
・受精卵が着床しやすい環境をつくる
・体温を上げる
・身体に水分をため込みやすくする
・食欲を増加させる
などの働きがあります。
排卵後はこれらのホルモンが大きく変動し、生理前には急激に低下します。
このホルモン変動に、睡眠不足やストレス、疲労などが重なることで、PMSの症状が強くなることがあります。
PMSにはどんな症状がある?
PMSの症状は人によってさまざまです。
心に現れる変化
・イライラする、怒りっぽくなる
・気分が落ち込む
・不安になりやすい
・涙もろくなる
・集中力が落ちる
・眠気が強くなる
・夜に眠れなくなる
「生理前になると、自分では感情をコントロールできない」
そんなふうに感じる方もいます。
身体に現れる変化
・腰痛、腹痛、頭痛
・手足の冷えやむくみ
・便秘や下痢
・食欲の変化
・疲れやすい
・体重が増える
・ニキビや肌荒れ
このように、PMSは単なる「生理前の気分の問題」ではありません。
心と身体の両方に影響するものなのです。
生理前に「甘いものが止まらない」のはなぜ?
「生理前になると、チョコレートや甘いものが無性に食べたくなる」
こんなお悩みもよくあります。
生理前はホルモンの影響によって、食欲や血糖値の変動が起こりやすくなります。
そのため、甘いものを食べたくなることがあります。
そんな時こそ、甘いものだけで済ませるのではなく、
糖質・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルなどをバランスよく摂ること
を意識してみましょう。
PMSの時期に意識したい栄養素
ビタミン類、カルシウム、マグネシウムなどを含む食品を、普段の食事に取り入れてみましょう。
・緑黄色野菜
・海藻類
・ナッツなどの木の実
・乳製品
・卵
・肉類
・魚類
などがおすすめです。
一方で、カフェインやアルコール、塩分の多い食事は、摂り過ぎないように意識しましょう。
PMS対策は「身体を整える」ことから
PMSの時期は、無理をして頑張り続けるよりも、身体をいたわることが大切です。
軽く身体を動かす
散歩やストレッチ、軽い運動など、無理なくできることから始めてみましょう。
身体を動かすことで血流が促され、気分転換にもなります。
湯船につかる
シャワーだけで済ませず、できる日は湯船につかって身体を温めましょう。
温かいお風呂でゆっくりする時間は、身体だけでなく心を休ませる時間にもなります。
「休む」ことも大切
PMSの時期に、普段と同じように頑張ろうとしすぎる必要はありません。
睡眠時間を確保したり、予定を詰め込みすぎないようにしたり。
「今は身体が揺らぎやすい時期なんだ」と理解して、自分をいたわることも大切です。
PMSに鍼灸という選択肢
「食事や運動も大切なのは分かっているけれど、なかなか改善しない」
そんな方には、鍼灸を身体のメンテナンスのひとつとして取り入れる方法もあります。
鍼灸は、筋肉の緊張を緩めたり、血流を促したり、自律神経の働きを整えることを目的とした施術です。
PMSで感じやすい、
・頭痛
・肩こり
・腰痛
・冷え
・身体のだるさ
・ストレスや緊張
などの不調に対して、身体全体からアプローチしていきます。
なぜ鍼灸は身体全体を整えられるの?
鍼灸では、症状が出ている場所だけを見るのではなく、身体全体の状態を確認しながら施術します。
東洋医学では「経絡(けいらく)」という身体のつながりを大切にします。
一見すると関係がなさそうな、
「頭痛がある」
「お腹の調子が悪い」
「身体が冷える」
「生理前になるとイライラする」
といった症状も、身体全体のバランスという視点から捉えていきます。
だからこそ、鍼灸では「痛いところだけに鍼をする」という施術だけではありません。
今の身体に必要な場所を見極めて、全身のバランスを整えていきます。
PMSは「我慢するもの」ではありません
毎月、生理前になると体調が崩れる。
イライラして家族に当たってしまう。
身体が重くて仕事に集中できない。
頭痛や腰痛がつらい。
そんな状態を「生理前だから仕方ない」と、ずっと我慢していませんか?
PMSの症状には個人差があります。
症状が強い場合や日常生活に支障がある場合は、まず婦人科などの医療機関に相談することも大切です。
そのうえで、食事・運動・睡眠などの生活習慣を見直し、必要に応じて鍼灸や整体などのケアを取り入れてみてください。
毎月やってくる生理だからこそ、少しでも快適に過ごせる身体を目指したいですよね。
美容鍼・鍼灸・整体で、心と身体のメンテナンスを。
「生理前になるといつもつらい」
そんな方は、一度ご相談くださいね。
