筋肉の痛みと経絡の不思議な関係 ― 腎を元気にして体を軽やかに

目次
はじめに
筋肉の緊張が続くと、血流が悪くなり痛みが慢性化してしまいます。その原因は、姿勢や動作のクセだけでなく、東洋医学でいう「経絡(けいらく)」の乱れによるものもあるのです。
経絡と痛みの関係
例えば、次のようなケースがあります。
- お尻から太もも裏が痛む → 腎・膀胱経
- 太ももの横から脛まで痛む → 腎・大腸経
- 脛の前が重だるい → 脾・胃経
- 足の裏が痛む → 腎・膀胱経
これはほんの一例ですが、筋肉を支配する「気の流れ道=経絡」が存在し、そこに不調があると痛みやだるさとして現れるのです。
経絡は本当にあるの?
「目に見えない経絡なんて本当にあるの?」と思われる方も多いでしょう。
しかし、経絡の反応点に鍼やお灸、または「色シール」を貼ると、実際に筋肉の緊張がゆるみ、関節の動きが改善するケースが多くあります。体感を通して、その存在を感じることができるのです。
東洋医学で大切な「腎」とは
東洋医学では、脳を支える重要なエネルギー源として「腎」の経絡があります。
この「腎」は次のような要因で弱りやすくなります。
- 緊張・恐怖・不安感が続く
- 冷たい飲食や寒さで体を冷やす
- 甘い物など嗜好品を摂りすぎる
腎を元気にする生活習慣
腎を強く保つためには、心と体を整えることが大切です。
- リラックスする時間をつくる
→ 脳が最大限に働き、腎も元気になります。 - 身体を温める食事をとる
→ 塩や味噌などを適度に摂り、砂糖は控えめに。 - 黒い食べ物を意識する
→ わかめ入りのお味噌汁、黒ゴマ塩ごはんなどがおすすめです。
まとめ
痛みや不調の背景には、単なる筋肉のコリだけでなく、東洋医学でいう「経絡」の乱れが深く関わっています。特に「腎」を元気にすることは、体も心も軽やかにする第一歩。日々の食事や生活習慣に少しずつ取り入れてみてくださいね。
