お顔の美しさは、お腹から。東洋医学の「食養生」のすすめ

東洋医学には、「食養生(しょくようじょう)」という大切な考え方があります。
元氣のもとは、親から受け継いだ「先天の精」と、毎日の食事や呼吸によって生み出される「後天の精」。これは東洋医学の古典にも記されている、基本の考え方です。
つまり、どんなに良い体質をもって生まれても、日々の食事や呼吸が乱れていては健康を保つことはできません。逆に、毎日の暮らしを整えることで、身体はどんどん元氣になれるのです。
そこで注目したいのが「鍼灸」の力。
深く呼吸できる体づくり、そして食べたものをしっかり消化・吸収し、スムーズに排泄できる内臓の働きを整えていく──これが、鍼灸の得意とするところです。
実際、はり施術をしていると、お腹が「グーッ」と鳴り出す方がたくさんいます。これは胃腸の働きが活発になっているサイン。胃腸が元氣になると、お顔のラインもキュッと引き締まってくるんです。
というのも、お口と胃腸は1本の管でつながっているから。胃腸が疲れていると、口角炎や口内炎、吹き出物といったトラブルが起きやすくなるのは、きっとご経験がある方も多いのではないでしょうか?
実は、胃腸の状態はお口まわりの筋肉にも影響を与えています。内臓が元氣を取り戻すと、自然とお顔にもハリが戻ってきます。
だから、美容鍼やフェイスケアを受けるときも、「内臓から整える」という視点がとても大事なんです。
そしてもう一つ大切なのが、普段の食事。特に注意してほしいのが、「お砂糖入りの加工食品」。
砂糖を多く含んだ加工品は、胃腸の動きを鈍くさせ、結果として表情筋のゆるみや、顔のたるみにもつながってしまいます。
あなたのお腹、元氣に動いていますか?
内側から整えて、自然と輝く「健康美」を手に入れていきましょう。
